2012年1月26日木曜日

ピースボート74回地球1周旅行に参加して


 作者 敦子・M
 ピースボートではダナンに34回、その他ホーチミン,カイランなどベトナムに1985年から44回寄港してベトナムの社会問題に取り組みダナン青年連盟受け入れの交流プログラムや、戦争による枯葉剤の検証、ストリートチルドレンへの支援、国際協力プロジェクトの一環として36回にもわたり支援物資をを届けているとのこと。
机、いす、浄水器、自転車、パソコン、文房具、楽器など、
今回もそのようなボランティア目的で来た人が大勢いた。
私など遊び半分で観光ばかりオプショナルツアーに参加して、一寸反省している。
 
 7月19日台風が接近。
 船が出るのかと心配しながら横浜大桟橋に集合。
 手続きして自分の船室へ これから生活するところはどんな部屋?7回窓無し個室でもベッドはセミダブル、机と椅子、ソファー付き、満足、奇麗な絵までかかっている。宅急便で送った荷物4個が開かれるのを待っている。昼食を済ませ見送りの友人達と携帯越しにおしゃべり 14時40分 雨風もあがっていてスムーズな出発だった。
 早速船内案内、説明等 20日 船内生活オリエンテーション設備や過ごし方
台風は予断を許さず結構揺れて あれ? でも日本がみえる 其のはず未だ茅ヶ崎沖? 安全のため待機していて形態もつながり計画されていた避難訓練や夜のフォーマルデナーパーテーも延期となった。
 25日予定のダナンベトナム初めての入港は台風の為26日になった。
ホイアン観光を選び世界遺産の町でシクロと言う3輪人力車に乗り他の人があるいているのを尻目に楽に観光した。旧日本人街などご朱印船貿易時代に栄えた文化や今も日本人橋と名前がのこるところなど印象に残った。またこの港から福島南相馬の中学生たちが招待乗船した。シンガポールに29日上陸、コロンボ8月2日下船の修学旅行である。
 寄港地がちかづくといろいろ説明会やかんれんした勉強会があり退屈しない。
 南相馬の中学生が降りる前にと運動会が決定した.地震にも負けない東北応援歌のコーラス団が作られ、相馬盆歌を踊ろうと練習し若者は運動会に中学生を参加させ、盛りあげていた。

 コロンボからインド洋を紅海に向けて航行するがソマリア沖で海賊が出る恐れがあるので自衛隊の護衛を受ける事になった。
 海賊問題はたまにニュースでみても遠いこと、関係無いことだった。
映画宝島で見るオームを肩に木製の義足 ラム酒を飲み襲い掛かる海賊、ピーターパンなどの物語で想像しているだけだった。
 2008年国連は海賊対策のために外国の船舶がソマリア沖に入る事を許可した。
最近の海賊活動は船舶業界や各国の政府にとって真剣に向き合わざるをえない問題になっているようで船舶ジャック,誘惑、身代金のニュースなどなど
 ニューヨークタイムスの取材に対してとらわれた元漁民は欧米やアジアの大企業がソマリア沖で海産物の乱獲をし、有毒廃棄物や放射能廃棄物を不法投棄している。人の海域に勝手に入りごみを捨てるやつらが悪い、その為に地元漁民の生活が成り立たないから海賊をする。悪いとは思わない、と言ったそうである。
 インド洋は今の時期は季節風が強く吹き大荒れになる、こんな大きな船舶を襲うなんてどんな船なのか聞くと奪った大型船を母船にし近くまで迫り、いきなり小型船をたくさん下ろし襲うとの事だった。


そのような緊張の中、次の寄港地ヨルダンへ向けて紅海を進んだ。着いたアカバでは 月の谷とも言われる荒野で起伏に富む砂漠の中を屋根なしジープに揺られアラビアのロレンスが観た景色を堪能、同乗者とも打ちとけ楽しさも倍増。
 ペトラ観光ではインデージョーンズ映画で憧れていた古代都市、墓として使われた洞窟劇場もしっかり残っている、神殿は太陽に輝き美しかった。今回はここまで……


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