作者 敦子・M
友人から「被災地へ行かない?」との言葉に3月11日テレビに釘付けになり、何かしなくてはと想っていた私は即決「行きましょう」5月初旬だった。
たまたま見つけたカトリック新聞に仙台教区サポートセンターが募集しているのを見つけ。
FAXで情報を送って貰い、釜石を希望した。
30人くらい募集、電気、水道、プロパンありご飯と味噌汁は出します。
寝袋,長靴、ゴム手袋、マスク、カッパ、軍手、ゴーグル、帽子等、各自でおかずになるもの、レトルト食品、缶詰、インスタント食品等を持参して下さい。
何をするかは分からないが準備した。怪我が多いのと、いつ大地震その他が襲うかもしれないのでボランティア保険(天災A)にはいるよう勧められた。こんな大荷物持てないよと宅急便に問い合わせると届きますとの事、早速送り準備完了。
7時30分発やまびこ253号自由席が沢山あり、ゆったり新花巻で釜石線に乗換、海から離れているので震災の影響は所々家の屋根が壊れたくらい、車窓は青葉若葉、藤が沢山咲、線路脇のマーガレットがゆれ夏は来ぬ、さながらの様子だった。時折台風崩れの雨が吹き抜け、気象情報どうり釜石は大雨。
大きなカバンを引きずる友人は途方にくれる。しかし奇跡のようにタクシーがいた。1台だけ、もちろん感謝の内に飛び乗る。
走り出して眼をむいた、凄い!、瓦礫の山、大きい道は車が通れるようにかたずけられているが、周りはそのまま、2階に津波の前に干した洗濯物がわびしく風にゆれ、1階は鉄骨のみ残り、傾いた家の横に車が重なり、屋根の上にはボートが、これが現実?
カリタスジャパンが借りた釜石ベースに到着。釜石カトリック教会が私達の受け入れ先だった。荷物を置きオリエンテーション。大雨の為今日はゆっくりして下さいと言われた。
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