2011年12月7日水曜日

日本視覚障害者卓球連盟 STT競技ルール

埼玉県障害者卓球協会主催“STTルール勉強会”で学んだ内容を掲載します、愛好者一人一人の技術向上に貢献できれば幸いです、

1 サービス
(1)正規のサービス
次のことが全て正しく行われた場合、サービスが成立する。

・主審がプレーとコールしたら、サーバーは10秒以内に、サービスエリア内にボールを静止させ行きますとレシーバーと主審・副審に聞こえるように声を発する
◎主審はサーバーがボールを受け取った後、サーバー・レシーバーの準備が出来た事を確認してからプレーのコールを行う
◎静止は移動や回転を認めない
・サーバーがいきますと声を発した後、レシーバーは5秒以内にはいとサーバーと主審・副審に聞こえる様に返事をする
・レシーバーがはいと返事をした後、サーバーは5秒以内にサーブする。
・サービスされたボールがネットをくぐり、レシーブエリアに達する。
(2)サービス時のサーバーの責任
サーバーは自ら行うサービスが正規の条件に合致しているかどうか主審・副審に見える様に行うことは競技者としての責任である。
・身体をテーブルの上面に極端にかぶせることなく主審・副審からボール  やラケットが見えるようにする。
・ボールから手を離していきますと声をかける。
・行きますの後、レシーバーのはいの返事を聞きサーブを行う。
① レシーバーのはいの前にサービスを行った場合はレット。
② ①の行為を何度も繰り返した場合はサーバーにバットマナーを適用
・静止させたボールとラケットの打球面との距離が10cm離れているかどうかが判断できないほど、サービスを行う前にラケットを大きく揺らさない
(3)フォルトサービスのミス
次のいずれかの場合サービスが成立しなかったとされる。
・サーバーがサービスエリア以外の場所からサービスを行った場合
・主審がプレーとコールした後10秒以内に行きますと声を発しなかった場合
・静止させたボールが移動または回転した場合。
・静止させたボールとボールに最も近いラケットとが10cm以上離れていなかった場合
・静止させたボールから手を離さないでいきますと声を発した場合
・レシーバーのはいの返事後、5秒以内にサーブを行わなかった場合
・サービスを空振りした場合
・ラケットの打球面以外の部分で打球した場合
・打球時に明確な打球音がしなかった場合
・打球時にテーブルの上面またはその上空にある打球面とが60度以上になっていなかった場合
・サービスされたボールがネットに触れた場合
・サービスされたボールがネットの上を通過した場合
・サービスされたボールがレシーブエリア以外に達した場合レシーバーが打った場合を除く
・レシーブエリアに達した後、エンドフレームに当たらず飛び越した場合
(4)レシーブミス
・サーバーがいきますと声を発してから5秒以内にはいと返事をしなかった場合

2 リターン
(1)正規のリターン
ボールがネットの下をくぐり,他領コート守備コーに達したとき、リターンが成立する。リターンされたボールが再度フレームに触れた後にネットの下をくぐりリターンは成立する
(2)リターンミス
次のいづれかの場合リターンが成立しなかったとされ、そのリターンを行った競技者の相手競技者に1ポイントが与えられる
・グリップで打球した場合
・リターンされたボールがネットの上を尽かした場合
・リターンされたボールが

3 ホールディング
・打球時に明確な音がしなかった場合
*明確な音とは、競技領域外で聞こえたか否かで判断し、音質は問題にしない
・インパクト時におけるラケットの打球した面とテーブル上面との角度が60度未満であった場合
・打球時に、ラケットでテーブル上面を叩いたりこすったりして、打球音を聞きにくくした場合
*叩いた音の高低を規定出来ないので、打球音との兼ね合いで、判断する
多少の叩くこする音は認められるが、大きいと判断した場合はホールデングとなる

4 ダブルヒット
同じ競技者が2回続けてボールを打つことをいう

5 ハンド
打球時すべてラケットハンドで打球した場合
ラケットハンドとは、ラケットを持っている手の手首から先の部分をいう

6 レット
プレーの宣言をし終えないうちにサービスが行われた場合
レシーバーのはいの返事が終わらないうちにサービスが行われた場合
騒音風等ラリーの結果に影響が及ぶほどに協議条件が乱された場合

7 ポイント
・サービスを正しく行えなかった場合
・リターンを正しく行えなかった場合
・グリップで打球した場合
・ハンドで打球した場合
・オブストラクションを行った場合
・ダブルヒットを行った場合
・ホールデングを行った場合
・守備コートサービスの場合は、レシーブエリア以外でボールが停止した場合
・ボールがアウトになった場合
・ハンドオンテーブルをした場合ボールに触れない場合も含む
・ムーブドテーブルを行った場合
・ネットアセンブリに触れた場合ボールに触れない場合も含む
注意停止またはセーフになる前の移動中のボールに対して判定してはいけない

8 ゲームとマッチ
(1)ゲームの勝敗は、11ポイント先取した競技者を勝ちとする
・両競技者共に、特典が10ポイントに達した後は、2ポイントの差をつけた競技者を勝ちとする
(2)1マッチは、5ゲームからなり、3ゲームを先取した競技者を勝ちとする
(3)ゲームが終了するまで,得点の合計が2ポイント増すごとにチェンジサービス(交互に2本のサービス)をする

埼玉県障害者卓球協会主催のSTTルール勉強会資料より抜粋

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