作者 平吉・A
みんなの大きな歌声がひとつになった時、会場内に生れた一体感。
はい~今度は“里の秋”を歌いましょう。歌集の8頁を開いて下さい。新宿の歌声喫茶“ともしび”の進行役の歌手の声で歌集を手にした参加者達がいっせいに頁をめくる。伴奏のメロディーに続き、皆が歌い始める。「更けゆく秋の夜~」歌手の歌を中心に皆の歌声がひとつになった。視覚障がい者の皆さんも前に出て、楽しそうに歌っている。恥じらう者はいない。皆はつらつと思いきり口をあけ、大きな声で歌い続ける。まだ幼かった頃に戻って・・・